マーク・ウェバー(レッドブル)が、ナンバー1待遇を要求しているとの憶測を否定した。
ベルギーGPの際にウェバーは、チームメートであるセバスチャン・ベッテルとのポイント差が広がってきたことから、ベッテルよりも自身を優遇することをレッドブルが決断する時が近づいているかもしれないと語っていた。ウェバーによると、それを決断するかどうか、レッドブルが「どれほど、どん欲なのか」にかかっているとのことだった。
その後、誰よりもベッテルの味方であったとみられたレッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコでさえ、イタリアGP終了後に「タイトルへ向けたチャンスを評価」するため、全員で話し合うと語っていた。
現在、5戦を残した段階で選手権のトップはウェバー。選手権5位につけるベッテルとは24ポイント差になっている。
しかし、ベッテルにはウェバーのサポート役になるつもりはないようで、「チームオーダーは禁止されている」とコメントしていた。
また、ウェバーのマネジャーであるフラビオ・ブリアトーレは、「もし彼ら(レッドブル)がタイトルを獲得したくないのなら」、ウェバーとベッテルを平等に扱えばいいと話している。
そんな中、『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』が次のようなウェバーのコメントを掲載した。
「ベッテルからのサポート? それはチーム次第だね」
「僕は何も要求していないから安心してもらっていいよ。マクラーレンと同じだね」