セバスチャン・ベッテル、マーク・ウェバーに優勝を譲る可能性を示唆

2010年11月12日(金)
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セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、F1最終戦アブダビGPでチームメートのマーク・ウェバーをチャンピオンにするため、優勝を譲る可能性があると示唆した。

母国ドイツのメディアに対しては、ウェバー支援を「今は考えていないよ」と語っていたベッテル。その一方で、「もし必要になれば、状況を見極めて、即座に決断することはできる」とも話していた。

アブダビGPでは、もしベッテルが優勝し、ウェバーが2位になっても、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が4位以上になった場合、アロンソがチャンピオンになってしまう。しかし、もしベッテルがウェバーに優勝を譲ると、アロンソが3位になってもウェバーがチャンピオンになる。

F1の公式ウェブサイトのインタビューに応じたベッテルに対し、世界中のF1ファンが知りたがっている質問がぶつけられた。

「もしあなたがレースをリードしていて、ウェバーが2番手、アロンソが3番手を走っていた場合、あなたはどうしますか?」

これに対しベッテルは、次のように答えている。

「結局のところ、僕たちはチームに雇われているんだよ。もしそういった状況になったら、自分がどうするべきなのか、天才じゃなくても判断できる。きちんと対応するよ」

「そういった状況については、あまり考えていないんだ。僕たちの周りにいる人たちの方が、いろいろと考えているようだね。ブラジルGP以降、そんな質問ばかりだよ」

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