2010年のF1最終戦アブダビGPで、チームメートをチャンピオンにするため、優勝をあきらめるべきだとの意見も出ていたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。しかし、予選の結果を受け、ベッテルは自身のレース優勝のみを目指して戦える可能性が高まった。
アブダビGPでポールポジションを獲得したベッテルは、現在ランキング3位につけている。ランキング首位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は3番グリッド。しかし、ランキング2位につけているベッテルのチームメート、マーク・ウェバーは5番グリッドに沈んだ。
もしベッテルが優勝した場合、アロンソは4位以上になれば王座を獲得できる。また、アロンソが3位のポジションを守った場合、ウェバーは優勝しない限りチャンピオンになれない。
そのため、ベッテルは自由に優勝を狙える可能性が高まっており、F1の公式ウェブサイトへこう語った。
「面白い状況の変わり方だよね」
「金曜(12日)には、僕が(ウェバーを支援するのかという)質問を受けていた。でも今は、マークがそういった質問に答えないといけないんだ!」