レッドブル、チーム戦略を使うべきとの意見が強まる

2010年11月04日(木)
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セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は2010年のF1チャンピオンになることをあきらめ、チームメートであるマーク・ウェバーの王座獲得をサポートするべきだとの意見が増えてきている。

現在ランキング首位に立っているのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。ウェバーが2位につけており、アロンソとのポイント差は11ポイントという状態。ウェバーがチャンピオンになるには、アロンソよりも1ポイントでも多く獲得したいところだ。

しかし、ベッテルにもチャンピオンになる可能性が残っており、チーム側は両ドライバーを平等に扱うとのコメントを残している。

これに対し、レッドブルはチーム戦略を使い、ウェバーをベッテルよりも前でゴールさせ、チームの力をウェバーに集めるべきだと多くの関係者が語っていた。

元F1ドライバーであるアレキサンダー・ブルツの意見も同じようで、ブルツは『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』へ次のように話している。

「彼らは、チームオーダーを使うべきだと言えるような立場にいる。ベッテルではなく、ウェバーのためにね」

だが、以前にもレッドブル側が認めていたように、レッドブルはベッテルを中心にしたチーム作りをしている。ブルツはこれがウェバーを優遇できない理由だと考えているようだ。

「まずウェバーは今年、平等な扱いを受けるために戦う必要があった。最終的に彼は、自分のパフォーマンスでそれを求めているんだ」

その一方でブルツは、ブラジルGPではレッドブルの2010年型車RB6に「巨大なアドバンテージ」があるとは考えていない。

「低速の第2セクターは、フェラーリに向いているだろうし、上り坂の第3セクターでは、マクラーレンが強いだろうね」

「その後のアブダビは、レッドブルの天下になると思う」

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