F1統括団体FIA(国際自動車連盟)の前会長マックス・モズレーは、ルノーの元マネジングディレクターであるフラビオ・ブリアトーレがF1に復帰する可能性は「十分にある」と語った。
モズレーが会長を務めていた昨年にFIAは、所属ドライバーへ故意にクラッシュすることを指示したとされる“クラッシュゲート事件”をめぐり、モータースポーツからの無期限追放処分をブリアトーレに科していた。
しかし、ブリアトーレはこの件を民事法廷に持ち込み、追放処分の撤回を勝ち取った。その後、モズレーの後任としてFIA会長に就任したジャン・トッドがブリアトーレと和解。ブリアトーレは、2013年からF1に復帰することが可能になった。
F1最高権威バーニー・エクレストンの友人であり、ビジネスパートナーでもあるブリアトーレは、F1のプロモーション面を担当する役職に就く可能性もあると言われている。
「その可能性は十分にある」
「彼が復帰するとしたら、チーム首脳としてではなく、プロモーターや、ドライバーのマネジャーとしての復帰になるだろう」とモズレーは『Welt(ヴェルト)』へ語った。