セバスチャン・ベッテルに各国メディアからの非難

2010年08月31日(火)
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ベルギーGPで、天候以上に荒れた走りを見せたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に対し、各国のメディアからの非難が集まっている。

ベッテルはレース中、タイトルを争うジェンソン・バトン(マクラーレン)を抜きにかかったものの、ブレーキングでコントロールを失い、バトンに突っ込んでしまった。これによってバトンはリタイア、ベッテルはピットへ戻ってノーズを交換した。

その後もベッテルは、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)を抜く際、左リアタイヤをリウッツィのフロントウイングに接触させ、リウッツィはノーズ交換が必要になった。また、ベッテル自身はこの接触でパンクしたため、ピットへ戻ってタイヤを交換していた。

そんなベッテルについて、『La Repubblica(ラ・レプブリカ)』紙は、「全レースで」アクシデントにかかわっていると指摘、次のように加えた。

「彼は、簡単に今年のタイトルを獲得できたはずだ。だが、彼がタイトルを逃すのは確実になった」

『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』も、「ベッテルは今シーズン最大の敗者」と報じた。

また、F1を3度制しているニキ・ラウダは、「このミスによって彼がタイトルを失うのか、楽しみにしていよう」と語り、ベッテルに次のようなメッセージを残した。

「プレッシャーはあるが、君はそれに対処しなきゃならない」

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