ピレリ、2011年は「学習の年」

2010年08月31日(火)
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2011年からのF1タイヤサプライヤーであるピレリは、F1の“ショー的要素”にも貢献したいと語っているが、2011年は学習の年になるようだ。

F1のレース展開が単調になっていることについては、F1が空力に特化したクルマであることや、ブレーキング距離の短さが理由だと指摘されていた。しかし今シーズン、ブリヂストンタイヤのコンパウンド選択やパフォーマンス変化により、波乱のレース展開になることが何度かあった。

ピレリもこの点に注目しており、“ショー的要素”に貢献できるタイヤを供給する意向を表明していた。

しかし、ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、『Estado de Sao Paulo(エスタード・ジ・サンパウロ)』のインタビューで次のように語った。

「チームからの要求とともに、取り組んでいくつもりだ」

「耐久性があり、パフォーマンスも高いタイヤを製造することは問題ではない」

「ショー的要素にかんして、寿命と耐久性のうまい妥協点を見つけることが課題だ」

「すべての(F1)サーキットでテストをできるわけではないので、いくつかの場所ではより保守的になる必要があるかもしれない。そうすれば、タイヤはもつだろうが、求められているようなショーにはならない可能性もある」

「われわれにとっては、2011年が1年目だということを理解してもらいたい」

ピレリはすでに、2011年に向けた開発プログラムを開始しており、実際にF1マシンも走らせている。合計で4回のテストを行い、アブダビGP後にF1チームとの初テストを行う予定だ。

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