2010年F1、タイトルの行方は?

2010年08月06日(金)
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2010年のタイトルをめぐる争いが激しくなる中、2010年のチャンピオン予想も加熱している。

シーズン開幕戦に優勝して以来、苦戦が続いていたフェラーリだが、見事に復活を果たし、2週連続開催となったドイツGPとハンガリーGPではフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が一気に43ポイントを稼いでいた。

また、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は『Tuttosport(トゥットスポルト)』紙へ「高速サーキットでの次の2戦(スパ・フランコルシャン/ベルギーGPとモンツァ/イタリアGP)は、われわれに向いているはずだ」と自信を見せている。

しかし、アロンソとマーク・ウェバー(レッドブル)という、2人のチャンピオン候補のマネジャーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、ウェバーがタイトルを獲得すると予想しているようだ。

「マークは、素晴らしい功績を残せるドライバーだ。今では成熟し、内面も落ち着いているので、非常に特別なことができる」とブリアトーレは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』へ語った。

その一方、ルノーのチーム代表エリック・ブーリエは、昨年のアロンソがモチベーションを失っていたと非難したが、これにスペインのスポーツ紙『AS』がかみついた。

「エリック・ブーリエのコメントに、言及する価値があるのかどうかすら疑わしい」

「自分たちの問題を解決するなど、ほかにやることがなかったのが残念だ」とコラムニストのラウル・ロモハロは書いている。

しかし、アロンソがF1デビューを果たしたチーム、ミナルディの創設者ジャンカルロ・ミナルディは、アロンソには2010年のタイトルを獲得するチャンスが残されていると語った。

「彼は非常に価値のあるドライバーで、技術スタッフに自分の魅力を分からせることができる。彼は常に100%を出しているとね。あとは、クルマの開発次第だ」

「今年は非常に激しいタイトル争いになっており、レッドブルの混乱が決定的な要素になる可能性もある」とミナルディはコメントした。

ウェバーもミナルディ出身のドライバーだが、ミナルディはウェバーのことも高く評価し、次のように加えた。

「彼は素晴らしいドライバーであり、過小評価されている。だが、レッドブルには2人のトップドライバーを使いこなす経験がない」

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