内紛勃発のレッドブルに集まる非難

2010年07月16日(金)
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フォルクスワーゲンのモータースポーツ責任者ハンス・ヨアヒム・シュトックが、イギリスGPで内紛を起こしたレッドブルを非難した。

かつてドライバーとしてF1に参戦したこともあるシュトックは、「チームのマネジメント陣がイギリスでやったことは、まさに非道なことだった」とコメントした。

イギリスGPでは、2つしか持ち込まれていなかった新型フロントウイングのうち、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の使用していたものが壊れてしまった。

そこでチーム代表クリスチャン・ホーナーが、ベッテルのチームメートであるマーク・ウェバーのウイングを外し、ベッテルのクルマに装着するよう命じたことが明らかになり、大きな話題になっていた。

シュトックはこの出来事の裏側に、レッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコの影があると考えている。

「クリスチャン・ホーナーは単なる操り人形だ。レッドブルの総帥ディートリッヒ・マテシッツのため、マルコ1人が糸を操っている」とシュトックは『TZ』紙のコラムで書き、さらに続けた。

「ウェバーからウイングを取り上げる決断をしたものは、退職の覚悟をしておくことだ」

「マテシッツは、レッドブルに新しい人材を起用するべきだろう」

ここでシュトックが推薦したのは、レッドブルの兄弟チーム、トロ・ロッソのチーム代表であるフランツ・トストだった。

「トストはあらゆる面で、F1最高の責任者だと言える」とシュトックは加えた。

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