2012年からテキサスで予定されているアメリカGPの関係者が、イギリスGPが行われるシルバーストンを訪れている。
アメリカGP開催が予定されているオースティンの『Statesman(ステイツマン)』紙によると、プロモーターであるタボ・エルムンドとともに、テキサス州会計監査官スーザン・コームズがイギリスGPに足を運んでいるようだ。
F1開催計画におけるコームズの役割は、年間2,500万ドル(約22億円)のテキサス州による資金面での支援を監督することだが、コームズの事務所のスポークスマンによると、コームズは自費で渡航しているという。
オースティンでのアメリカGPについては、2012年までにサーキットを建設するのは無理だとする意見も多く、これとは別にアメリカでF1を開催する計画が進んでいるという報道もある。
また、オースティンでのプロジェクトの弁護士リチャード・サトルは、5月にF1最高権威バーニー・エクレストンが正式発表したことには驚いたと明かし、『Chronicle(クロニクル)』紙へこう語った。
「発表のことはまったく知らなかったので、大変な騒ぎになった。あれ以来、昔風の言い方をすれば“消火栓から水を飲む(ぼう大な仕事をこなすという意味)”といった状態だ」