レッドブル、ブロウン・ディフューザーの絶大な効果を否定

2010年07月06日(火)
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レッドブルのエキゾーストシステムは、速さの決め手ではない。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーがこう語った。

前戦ヨーロッパGPでは、フェラーリ、メルセデスGP、ルノーが「ブロウン・ディフューザー」と呼ばれるレッドブル流のエキゾーストとディフューザーを採用していた。

そして今週末のイギリスGPでは、マクラーレンも同様のシステムを採用するとみられており、このシステムによって、1周あたりコンマ5秒以上短縮できると考えている関係者もいる。

しかしホーナーは、そのような予測を否定。『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌へ次のようにコメントした。

「ライバルはブロウン・ディフューザーの効果を過大評価しているようだ」

「(効果は)たったコンマ2、3秒だよ」

レッドブルのドライバーであるセバスチャン・ベッテルも、ホーナーの意見に賛成している。

「少し効果があるけど、全体のパッケージと一緒になってのことなんだ。それには、リアサスペンションも含まれている。あれはシーズン中にコピーすることなんてできないよ」とベッテルは語った。

フランスのコメンテーターであるジャン-ルイ・モンセは、『Auto Plus(オト・プリュス)』のコラムで、マクラーレンがイギリスGPに新しい冷却システム、サスペンション、ダンパーも持ち込むと書いている。

その一方で、フェラーリは高速なシルバーストンのレイアウトがチームの2010年型車F10に合っていないと予想しているものの、新設されたアリーナセクションには低速コーナーもある。

「コースは昔とあまり変わらないようだね。とても高速なコーナーが多いよ。僕たちにはあまり合っていない」とフェラーリのフェルナンド・アロンソはコメントしている。

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