ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が来週末、ロレンツォ・バンディーニ賞を受けることになった。
ロレンツォ・バンディーニ賞は、1967年のモナコGPで事故によって炎上したクルマに取り残され、その数日後に亡くなった当時のトップドライバー、ロレンツォ・バンディーニの名を冠して作られた賞だ。
昨年の受賞者はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。トロ・ロッソ在籍時の活躍を評価されて受賞したベッテルは、トロ・ロッソの本拠地ファエンツァから、バンディーニの地元であるブリジゲッラまで約12kmの道のりをトロ・ロッソのクルマで走っていた。
その前年の受賞者ロバート・クビサ(ルノー)も、当時の所属チームであるBMWザウバーのクルマで授賞式に現れたが、今年のハミルトンはメルセデスの市販車で登場する予定だ。
これまでの受賞者には、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、キミ・ライコネン、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、ファン・パブロ・モントーヤ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)、ジャック・ビルヌーブなどがいる。
「(受賞者の)リストは、まるでF1の才能豊かなドライバーを集めたリストだよね。そのグループに加わることができて、とても光栄に思っている」とハミルトンは喜びを語った。