シューマッハを甘く見るなと警告するデーモン・ヒル

2010年07月06日(火)
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ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は、F1で再び勝てるようになることをあきらめていない。

こう語るのはデーモン・ヒル。シューマッハとヒルは1990年代、ライバルとして戦っており、宿敵であったことも知られている。

シューマッハはかつての速さを失っており、メルセデスGPとの3年契約が終了するのを待たずに、再び引退するのではないかとの意見も出ているが、ヒルは次のように指摘した。

「あの男を甘く見ちゃいけない。僕はそれでミスしたからね。彼から目を離しちゃいけないんだ。彼がダメになることなんてありえない」

「彼は常に、どうにかして結果を出してきたんだからね」

かつては完ぺき主義者として知られたシューマッハだが、以前のような細かいことにまで完ぺきさを求めるような姿勢がなくなり、今は楽しむためだけに走っているのではないかと指摘する関係者もいる。

この点についてヒルは、シューマッハが楽しんでいるということだけは認めながら、こう語った。

「彼は走るのが好きなんだ。こんな達成感や興奮を味わえる場所なんて、ほかにあるか?」

「お金のためじゃない。彼は完ぺき主義者だし、何かを達成しようという固い決意がある。彼は、41歳でも勝てることを証明したがっているんだよ」

また、F1の最高権威バーニー・エクレストンが、最近のシューマッハ批判は「不公平だ」とドイツのメディアへ語り、次のように続けた。

「彼は3年休んでいたんだ。そんな休みの後に何を期待しろと言うんだ?」

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