F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が、フェラーリや所属ドライバーであるフェルナンド・アロンソに対し、何らかの行動を起こすことはないとみられている。
ヨーロッパGPの結果に対するフェラーリの非難は加熱してきており、アロンソはルイス・ハミルトン(マクラーレン)に対するペナルティーがレース結果に何の影響も与えなかったことについて、スチュワードがレースを「操作した」と非難していた。
また、フェラーリの副会長ピエロ・フェラーリは、セーフティカーを抜いたハミルトンに対するペナルティーがドライブスルーという甘いものだったことで、ヨーロッパGPが「偽りのレース」になったとコメントした。
さらに、フェラーリの公式ウェブサイトに掲載された記事には、ファンからのメッセージが引用されているが、その中には、ハミルトンがうそをつき、ズルをしたというものや、「盗っ人マクラーレン」という言葉も。さらには、FIAを「道化師の連盟」と表現する辛らつなものもある。
『Mirror(ミラー)』紙の記者バイロン・ヤングはTwitterで、「マックス・モズレー(前FIA会長)の時代」ならば、制裁を受けていた可能性が高いと指摘、「FIAが何か行動を起こすのか? ジャン・トッドがF1で初の試練を乗り越えられるか?」と加えていた。
しかし、28日(月)の段階で明らかになっている情報では、FIAが何らかの行動を取ることはなさそうだ。