23日(水)に行われた世界モータースポーツ評議会の会議後、さまざまな決定事項が発表された。
ここ数年の間にスパイスキャンダルや、チーム首脳がドライバーへ故意のクラッシュを指示したことが大問題になっていた。
これを受けて、2011年からはF1チームのスタッフへ、統括団体FIA(国際自動車連盟)がはく奪することも可能な「特定のライセンス」所持を義務付けることが「検討されている」という。
また、モナコGPの最終ラップでセーフティカー導入中にミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がオーバーテイクを行ったことについて、最終ラップにセーフティカーがピットへ戻ったとしても、オーバーテイクは禁止のままになるとルールの明確化が行われた。
さらに、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がカナダGPの予選後、コース上にクルマを止めたことへの対策として、予選後にピットへ戻る際、FIAが設定した「最大タイム」以内で走行することが義務付けられた。