すでに3週間が経過しているが、トルコGPでのレッドブルによるチームメート同士のクラッシュについて、新たな情報が明らかになった。
トルコGPでのクラッシュについては、陰謀説なども取りざたされていたが、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が新しい情報を報じている。
クラッシュ直前に急激に右へ曲がったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を厳しく非難する意見が主流になっているものの、チームメートのマーク・ウェバーがレースエンジニアのアドバイスに従っていれば、クラッシュを避けられた可能性もあるという。
ウェバーのエンジニアであるシアロン・ピルビームは、ベッテルとクラッシュした周にウェバーへ、エンジンは燃費モードで使用されていたものの、ベッテルからの攻撃に対抗するため、「ストレートでのブーストのためにオーバーテイクボタンを使う」こともできると伝えていた。
エンジンが燃料を節約するモードになっていたとしても、このボタンを操作することで、一時的に毎分1万8,000回転のパワーを最大限に使用できるようになっている。
しかし『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、ウェバーは1回だけボタンを押せばいいのか、押し続ける必要があるのか知らなかったため、「コックピット内での混乱が、時速310kmでのバトルでは役に立たなかった」ようだ。