ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)が、ロータスとは2012年までの契約を結んでいると明かした。
昨年限りでF1を撤退したトヨタからロータスへ移籍したトゥルーリだが、今シーズンは今のところ、自身が期待していたようなシーズンにはなっていないと最近に認めていた。
さらにトゥルーリは4月にイタリアメディアへ、「シーズンの終わりに」ロータスのデビューシーズンを評価するともコメントしていた。
このトゥルーリの発言を、2011年へ向けた選択肢を検討するという意味だと解釈したものもいたが、トゥルーリは2012年までの契約を結んでいると明かした。
また、スネッタートンで開催されたロータスのイベントで新シャシーを走らせる前、トゥルーリは『BBC Radio Norfolk(BBCラジオ・ノーフォーク)』へこうコメントしている。
「僕たちは、どんどん強くなっている」
「成績が出始めれば、ロータスがどれほど重要だったのか、ロータス・レーシングがどれほど真剣なのかってことに、みんなも気付くだろうね」
今シーズンのトゥルーリは、信頼性に泣かされることも多い。しかし、短い時間で2010年型車を設計する必要があったため、デザイナー陣が「いくつか妥協を強いられていた」とトゥルーリは語り、さらに続けた。
「厳しいシーズンを過ごすことになるだろうけど、今シーズンは基本的に、準備のシーズンになると確信していたから、3年契約を結んだんだ。来年からは僕たちも、あなどれない存在になっていくよ」
トゥルーリ本人も担当メカニックも、もっと運に恵まれることを「切望している」ものの、「シーズン開幕前から、厳しいシーズンになることは分かっていた。今年は将来へ向けた準備に過ぎないからね」ともトゥルーリはコメントしている。