トルコGPでのチームメート同士によるクラッシュをめぐり、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の味方が増えた。
わだかまりを解消するためのミーティングを行い、レッドブルはこの問題を乗り越えたと発表している。
この件に関しては、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツが沈黙を守っているものの、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコや、前FIA(国際自動車連盟)会長マックス・モズレーなど、マテシッツに親しい人物がベッテルのチームメートであるマーク・ウェバーを非難していた。
F1ではチームオーダーが禁止されているものの、ウェバーではなく、ベッテルでの2010年タイトル獲得をレッドブルが希望しているとも言われている。
だが、レッドブルのジュニアチームであるトロ・ロッソの共同オーナーを務めていたゲルハルト・ベルガーも、クラッシュの責任はウェバーにあると非難した。
「ウェバーが彼(ベッテル)に路面の汚れている部分を少し残しただけだったのも、初めは正当なことだった」ベルガーは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へこう話し、さらに続けた。
「だが、ベッテルは半車身前に出ていたので、マークはチームメートに息をできるスペースを与えなければならないことに気付くべきだった」
「ウェバーはあのアクシデントを防げた」
「もしベッテルがマクラーレンに乗っていれば、ウェバーは自分の仕事をしたと言える。その場合、彼は道を譲るべきではないからね」