ライバル3チームがレッドブルのエキゾーストをコピー

マクラーレンやメルセデスGPそしてルノーが、レッドブルRB6のエキゾーストをコピーするようだ。今シーズン、レッドブルは一環して競争力を示してきた。

フェラーリがバレンシアで行われるヨーロッパGPで、レッドブルのように低位置にエキゾーストを配置するなど、アップグレードを施すことが明らかとなっている。

レッドブルのライバルチームのエンジニアらは、エイドリアン・ニューイ（レッドブル／チーフ・テクニカル・オフィサー）がデザインしたマシンは、空気が効率的にダブルディフューザーに流され、ダウンフォースを生み出していると考えている。

レッドブルのシステムは、1周につき最高でコンマ5秒速いと思われている。

「われわれはシルバーストン（イギリスGP）で大規模なアップグレードを予定している。そして、期待していたほど大きなステップアップができなければ、私は失望するだろう」とマクラーレンのチーム代表、マーティン・ウィットマーシュが語った。

また、フランスのジャーナリスト、ジャン-ルイ・モンセは『Auto Plus（オト・プリュス）』で公開しているブログの中で、メルセデスGPが7月のイギリスGPまでに新しいエキゾーストに改善してくると語っている。しかし、今週末のヨーロッパGPに投入するかもしれないという。また、ルノーも類似したアップグレードを行うと考えられている。

ニック・フライ（メルセデスGP／CEO）は、レッドブルのような「特別なエキゾースト・システム」を搭載させることだけではなく、Fダクトのシステムも改善するために集中していると明かした。

「われわれが、それら両方ともクルマに載せることができれば、われわれはもっと良い位置にいるだろう」とフライは語っている。

メルセデスGPのチーム代表を務めるロス・ブラウンは、レッドブルのようなクルマの「かたち」が「今後のレース」で、ピットレーンのどこかで現れると認めた。

「たとえば、すべての人が彼らのエキゾースト・システムを、興味を持って見ている」とブラウンは付け加えた。

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