ブリヂストン、ヴァージンの環境対策が事実ではないと明かす

2010年06月15日(火)
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ヴァージンが明かしていたF1タイヤのリサイクル方法は、事実ではないとブリヂストンのスポークスマンが明かした。

ヴァージングループのリチャード・ブランソン会長はカナダGPの際、ヴァージンの新たな試みは「F1が環境に与える影響に対する取り組み」を示すものだと語っていた。

ブランソンは、カナダを拠点にするカーボン・グリーン社とタイヤをリサイクルする新たな契約を結び、これが「F1の歴史で初めて、ほんとうに環境にやさしく、非常に価値のある契約」だとしていたのだ。

さらにブランソンは、「(ドライバーである)ティモ・グロックやルーカス・ディ・グラッシらが使った古いタイヤは、有益な製品にリサイクルされる」とまで説明していた。

しかしF1では、レースやテストが終わるとタイヤをサプライヤーへ返却することになっており、ヴァージンの発表を不審に感じたファンがブリヂストンのF1担当スポークスマンであるアンディ・ストバートへ、Twitterを通じてこの件が事実なのか質問した。

これに対しストバートは、タイヤが「間違いなく返却される」と返答。「技術面の機密情報」を守るためであると加えつつ、使用済みのタイヤは「燃料として使われる。エネルギー回生に対するポジティブな貢献だ」と語っていた。

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