ルノー、ビルヌーブ加入の可能性を否定

2010年06月15日(火)
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F1復帰を目指しているジャック・ビルヌーブだが、ルノーのシートを獲得する可能性は低いようだ。

ルノーのチーム代表エリック・ブーリエは、1997年のチャンピオンであるビルヌーブを尊敬しているとしながらも、ビルヌーブがトップチームに加入しても適応するのは困難だと語った。

ビルヌーブは、今シーズンからのF1参戦を目指していたステファンGPのドライバー候補になっていたが、ステファンGPのF1参戦は実現しなかった。そして先日、2011年にF1へ復帰できなければ、F1復帰を断念するとビルヌーブは語っていた。

またビルヌーブは、ルノーチームのオーナーであるジェラルド・ロペスや、株主のエリック・ルクス、そしてブーリエがCEOを務めるグラビティ・スポーツ・マネジメントとの関係が深いと報じられている。

「ジャックはワールドチャンピオンであり、非凡な才能を持ったドライバーで、私はとても尊敬している」

「彼のように実績のあるドライバーを求めているチームを手助けすることはできるだろう。われわれは違うがね」とブーリエは『Rue Frontenac(リュ・フロンテナック)』へ語った。

さらにブーリエは、2006年にBMWザウバーのシートを失って以来F1に乗っていないビルヌーブが復帰した場合、苦労することになるとして、こう加えた。

「プライベートテストを規制する現在のレギュレーションは、引退したドライバーの復帰に大きな影響を与える」

「レースから離れたドライバーは、速さを失ってしまう。反射神経や、クルマを限界で走らせるための身体的な能力も少し鈍る」

「それは自然なことだ。どんなスポーツをするにしろ、F1でレースをするために必要になる特別なスキルは、常に維持しておかなければならない」

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