ヴァージンは、GP3ドライバーのリオ・ハリアントと、リザーブドライバーのジェローム・ダンブロシオを走らせた。ハリアントは21周を周回して、ベストタイムは1分49秒439で14番手。ダンブロシオは36周を周回して、ベストタイムは1分43秒518で10番手になっている。
リオ・ハリアント
「まず、僕が与えられたこの素晴らしいチャンスについて、ヴァージン・レーシングの全員に心から感謝したい。チームはとてもよくサポートしてくれて、必要なものをすべて与えてくれた。シートやペダルにも100%満足できたし、すべてを僕に合わせてくれたんだ」
「初めてクルマに乗り込んだときは、緊張していたと認めるよ。周りでとてもたくさんの人が作業をしていたし、僕のことを見ていたからね。GP3では、1台のクルマを担当するメカニックは2人だけなんだ。でも、今回は15人のクルーがいた」
「インストレーションラップをスタートするときは、とても気をつけたよ。でも、バックストレートまで走ったとき、もう少しアクセルを踏み込もうと決めたんだ。加速は信じられなかったし、ブレーキングもすごかった」
「クルマから降りると、アドレナリンで脚が震えていたよ。少しミーティングをしてから、2回目の走行、本格的な走行を始めたんだ。10周走ったんだけど、巨大なパワーとものすごいダウンフォースを感じることができた。どんどんスピードを上げていって、どこでブレーキングを遅らせることができるか分かってきたから、ラップタイムを少しずつ短縮していった」
「そのころには、クルマにもかなり慣れていたんだけど、残念なことにギアボックスの問題が起きて、それ以上走れなくなった。僕をまた走らせるため、迅速に作業をしてくれるのを見ていて感動したけど、またコースに戻ることはできなかった。彼らと同じくらい、僕も残念に思っているよ」
「今日は最高な経験をできたし、キャリアのこんなに早い段階でこの経験ができるのは、とても幸運なことだと僕自身も分かっているよ。今回の経験で、F1ドライバーになるという目標を達成するため、懸命にやっていくという意欲がさらに大きくなった」
ジェローム・ダンブロシオ
「このクルマには、これまでの数戦で乗っていたけど、今日も最高な1日になった。僕に与えられた午後のセッションでは、プログラムを完了することができたし、自分のペースにはとても満足している。今回のテストを実現するため、協力してくれたヴァージン・レーシングと、グラビティ(マネジメント会社)に感謝したい」
「たくさんのことを学べたし、僕のキャリアにとって貴重な一歩になった」