セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトルコGPでポールポジションを逃した理由を、レッドブルが突き止めた。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、アンチロールバーが故障したためにフロントホイールがロックしやすくなってしまい、ベッテルはQ1とQ2のようなペースをQ3で発揮できなかったと報じている。
アンチロールバーの故障により、車体の傾きを制御できなくなり、内側のホイールがロックしてしまっていたようだ。
基本的なセットアップ変更やエンジン、ギアボックスの交換とは異なり、ロールバーはペナルティーを受けることなくレース前に交換することができる。
トラブルに見舞われながらも3番グリッドを獲得したベッテルだが、ポールを逃したことに大きく落胆していた。
「路面がきれいなほう(のグリッド)にいるから、どうなるか楽しみだね。長いレースになるよ。でも、今年のレギュレーションや給油のピットストップがなくなったことで、ポジションを上げるのは少し難しくなっているんだ」とベッテルはコメントしている。