28日(金)にトルコGPのフリー走行でデビューしたレッドブルのFダクトシステムは、まだ完全に機能していなかった。
こう語っているのはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。ベッテルは、マクラーレンが他チームに先駆けて導入した、ストレートでのトップスピードを向上させるFダクトシステムをテストしていた。
ベッテルは、午前中にはチームメートのマーク・ウェバーよりも速いタイムを記録したものの、午後には最終的にエンジンの故障でクルマを止めたウェバーのほうが上位につけた。
今回デビューしたFダクトについて質問され、次のように答えるベッテルのコメントが『Motorsport-Magazin.com』に掲載されている。
「100%機能していたわけじゃないから、まだ調整が必要だよ」
「確認しないといけないけど、期待は持てそうだね」
またベッテルは、この日のセッション両方でトップタイムを記録したマクラーレンが、イスタンブールではFダクトによって大きなアドバンテージを得ていると考えている。
そのことも影響しているのか、当初の予定に反し、レッドブルが予選と決勝でもFダクトを使用する可能性を否定しなかった。
ベッテルは、モナコGPまで使用していたシャシーに損傷が見つかったため、トルコGPから新しいシャシーを使用しているが、このシャシーに満足しているようだ。
「新しいシャシーにも慣れてきた。交換してよかったよ」とベッテルはコメントした。