F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)の前会長マックス・モズレーが最近語っていたことに対し、わざわざ反応するのは単なる「時間のムダ」だとフェラーリは相手にしていない。
イギリスの各紙は、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロが昨年、大論争となったダブルディフューザーに関する決定を操作しようとしていたと明かすモズレーのコメントを掲載している。
「彼は毎日電話してきて、“控訴裁判所をうまく処理し、われわれが勝てるようにするべきだ”と言ってきた」
「彼はそれほど悪い言い方をしていなかったが、そういったことを彼は言っていた。私は、“ルカ、悪いが何よりもまず、彼らは耳を貸さないだろう。それに、私もそんなことをするつもりはない”と答えた」とのモズレーの発言を『Daily Mail(デイリー・メール)』が掲載している。
これに対しフェラーリのスポークスマンは、次のようなコメントを残した。
「何もコメントするつもりはない。将来を見据え、幸運なことに過去のものになったことについて話して時間をムダにしないほうがいい」