2010年トルコGP予選の詳細レポート

2010年05月29日(土)
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2010年F1第7戦トルコGPが5月29日(土)、イスタンブール・パーク・サーキット(1周/5.338km、5月30日決勝58周/309.396km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間20時)からQ1、Q2、Q3の3つのセッションでなる公式予選が行われた。

現地時間11時から行われていたフリー走行では、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになっていた。今シーズンは全戦でレッドブルがポールポジションを獲得していることもあり、今回もレッドブルがポールを獲得するのか、それとも他チームがレッドブルのポール獲得を阻止できるのか注目が集まる。

セッション開始時の天候は晴れ、気温25℃、路面温度39℃。Q1では、大きな波乱が起こることもなく、大方の予想どおりレッドブルの1-2となった。Q2ではフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がミスしてしまい、次の周にもQ3へ進出できるタイムを記録できずに脱落。また、小林可夢偉(ザウバー)が今回も驚異的な予選ラップを見せ、9番手でQ3進出を果たした。

Q3では、まずルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップタイムを記録。そのタイムをマーク・ウェバー(レッドブル)が上回ると、誰もウェバーのタイムを上回れず、ウェバーが3戦連続となるポールポジションを獲得した。

2位から10位までの結果は次のとおり。

2位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、4位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、5位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、6位ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、7位ロバート・クビサ(ルノー)、8位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、9位ビタリー・ペトロフ(ルノー)、10位小林可夢偉(ザウバー)。

【セッションレポート】
予選Q1は20分間で戦われ、18位から24位のドライバーがここで予選を終える。全員がタイムを計測した段階でのトップはジェンソン・バトン(マクラーレン)。しかし、その後レッドブルの2台がトップタイムを更新し、ベッテルがトップになった。

セッションの前半が終わった段階では、新規チームの6台とビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)が脱落するポジションにいる。結局この7台がQ1で脱落となった。

Q1で予選を終えた18位から24位は以下のとおり。

ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)、ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)、ヘイキ・コバライネン(ロータス)、ティモ・グロック(ヴァージン)、ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)、ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)、カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)。

Q1のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ビタリー・ペトロフ(ルノー)、ニコ・ロズベルグだった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11位から17位のドライバーがここで予選を終える。このセッションでは、まずルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップタイムを記録。しかしその後、ベッテルがタイムを更新してトップに立った。各車が1回目の走行を終えた時点では、小林可夢偉(ザウバー)が9番手につけている。

2回目の走行では、まずウェバーがタイムを更新してトップに。フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は最終セクターでミスしてしまい、次の周もトップ10のタイムを記録できず、ここで脱落。ベッテルがトップタイムを更新する中、可夢偉がタイムを更新して9番手でQ3進出を果たした。

Q2で予選を終えた11位から17位は以下のとおり。

エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)。

Q2のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)だった。

Q3は10分間で戦われ、ここでポールポジションが決定する。セッションが始まると、可夢偉以外の9台がコースインし、まずはウェバーがトップタイムを記録。1回目の走行を終えたドライバーがピットへ戻る中、他のクルマとはタイミングをずらして可夢偉がコースインした。

可夢偉が10番手のタイムを記録すると、他のドライバーが次々に計測ラップに入っていった。ハミルトンがセクター1とセクター3で全体のベストタイムを記録したものの、ウェバーのタイムを上回ることはできず、ウェバーがポールポジションを獲得。ハミルトンが2番手、ベッテルが3番手となった。

トルコGP決勝は明日30日(日)、現地時間15時(日本時間21時)から行われる。

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1 M.ウェバー レッドブル 1’26″295
2 L.ハミルトン マクラーレン 1’26″433
3 S.ベッテル レッドブル 1’26″760
4 J.バトン マクラーレン 1’26″781
5 M.シューマッハ メルセデスGP 1’26″857
6 N.ロズベルグ メルセデスGP 1’26″952
7 R.クビサ ルノー 1’27″039
8 F.マッサ フェラーリ 1’27″082
9 V.ペトロフ ルノー 1’27″430
10 小林可夢偉  BMWザウバー 1’28″122
11 A.スーティル フォース・インディア 1’27″525
12 F.アロンソ フェラーリ 1’27″612
13 P.デ・ラ・ロサ BMWザウバー 1’27″879
14 S.ブエミ トロ・ロッソ 1’28″273
15 R.バリチェロ ウィリアムズ 1’28″392
16 J.アルグエルスアリ トロ・ロッソ 1’28″540
17 N.ヒュルケンベルグ ウィリアムズ 1’28″841
18 V.リウッツィ フォース・インディア 1’28″958
19 J.トゥルーリ ロータス 1’30″237
20 H.コバライネン ロータス 1’30″519
21 T.グロック ヴァージン 1’30″744
22 B.セナ HRTF1 1’31″266
23 L.ディ・グラッシ ヴァージン 1’31″989
24 K.チャンドック HRTF1 1’32″060

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