バリチェロのクラッシュ、マンホールが原因

2010年05月23日(日)
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ウィリアムズとFIA(国際自動車連盟)は、モナコGPでルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)がクラッシュしたのは、緩んだマンホールが原因だったと明かした。

ウィリアムズのテクニカル・ディレクターは、最初にリアサスペンションのトラブルを確認した。

「われわれは、どの部分が疑わしいか見当をつけている。しかし、原因を突き止めるためには、ファクトリーに戻って部品テストの結果を待つ必要がある」とサム・マイケルがモナコGP後に語っていた。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、FIAの専門家が調査を行い、排水溝のマンホールが緩んだことで左のリアサスペンションに衝撃を与えたと伝えている。

モナコGP決勝では、セクター1にある他の排水溝のふたが緩み、セーフティカーが出動する出来事があった。

バリチェロのシャシーとエンジンは損傷しなかったが、使用されたエンジンは予防措置として、今後のグランプリでは金曜日のセッションに使用すると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じている。

また、チームメートのニコ・ヒュルケンベルグもモナコGPで大クラッシュしリタイアしている。ウィリアムズの2台のマシンは、次戦のトルコGPでは旧バージョンのフロントウイングを使用しなければならないようだ。

「(ダメージを受けたウイングを交換することは)可能だったかもしれない。(新しいウイングを使用することは)モントリオールでのレースに向けて開発していることを妥協することになる」とマイケルが説明した。

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