今季のブリヂストンのタイヤは、マーク・ウェバー(レッドブル)のドライビングを助けているようだ。
ウェバーは2戦連続でポールポジションからスタートし、優勝している。専門家たちは、チームメートで非常に評価されているセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がウェバーの影に隠れていることについて、疑問を持っていた。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、ブリヂストンが提供している幅が狭く耐久性が高くなったタイヤをウェバーが気に入っているという。
「新世代のタイヤが、僕のドライビング・スタイルに合っているんだ」とウェバーが認めている。
「フロントは極端に傷まない。リアは横方向がより安定している。セバスチャン(ベッテル)は、逆を好むけどね」とウェバーは付け加えた。
ベッテルは次のように語った。「以前よりもタイヤから多くのことを引き出せないし、得られない。限界があるんだ」
ベッテルと同様に、フェリペ・マッサ(フェラーリ)とミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)も今季のタイヤに苦戦している。
最も軟らかいコンパウンドの組み合わせを使用したバーレーンGPとモナコGPでマッサは、チームメートであるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のペースに追いつくことができていた。
「ハード側のタイヤを使用することに、苦労している。軟らかい方のタイヤは、最初の周からグリップを得られている」とマッサは語っている。