フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長が20日(木)、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)をサッカーの試合に招待するという欲望を抑えていたことを明かした。
シューマッハは1996年から2006年までフェラーリに在籍。この間に5回ドライバーズ選手権を制し、最も成功したフェラーリドライバーとなった。
しかし2010年、シューマッハはメルセデスGPから現役に復帰しており、フェラーリとシューマッハの間に緊張があると指摘する声も聞こえる。
「われわれはともに素晴らしい年月を過ごしたが、レースしたいという彼の欲求に私が再び火をつけてしまった」モンテゼモーロがこう語るように、昨年にフェリペ・マッサ(フェラーリ)が負傷した際、一時的に現役復帰するオファーをフェラーリが出したことが、最終的にはシューマッハがメルセデスGPから現役復帰することにつながった。
「ときどき、シューマッハがいないことを寂しく思うことがある。彼はフェラーリに多くのことをもたらしたが、彼も多くのものを受け取っていた」とモンテゼモーロは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』へ語る。
その後モンテゼモーロは、来週にモデナで開催されるサッカーのチャリティーイベント、パルティータ・デル・クオーレについて言及。この試合には、現フェラーリドライバーであるフェルナンド・アロンソ、マッサ、ジャンカルロ・フィジケラ(リザーブドライバー)が出場する予定だ。
「数日前、彼(シューマッハ)にも試合に出てくれるよう電話をかけようかと思った。だが、フェラーリという名前をつけたチームである以上、それは避けた」とモンテゼモーロは明かしている。