来年のF1は2秒遅くなる?

2010年05月15日(土)
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来年のF1マシンは、1周あたり2秒遅くなるとの初期的なシミュレーション結果が出ている。

昨年には、ブラウンGP、ウィリアムズ、トヨタがダブルディフューザーと呼ばれる空力処理を採用し、大論争が巻き起こっていた。

ライバル勢はダブルディフューザーがレギュレーション違反だと主張したものの、統括団体FIA(国際自動車連盟)はレギュレーション違反ではないと判断。これを受けて多くのチームがダブルディフューザーの開発を急ピッチで進め、今シーズンはさらに開発を進めたディフューザーを各チームが採用している。

しかし、2011年はダブルディフューザーを禁止することに全チームが同意しており、2009年に変更された空力ルールの効果も合わさり、クルマのスピードが低下することと、オーバーテイクが容易になることが望まれている。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、「基本的なシミュレーション」では2011年はラップタイムの低下が、「2秒台、もしくはそれ以上」になることが示されているとして、こう加えた。

「大きな変更だが、興味深い挑戦でもある」

「エンジニアは創造力のある人材が多く、彼らが(低下するタイムの)いくらかを取り戻してくれると私は信じている。だが、来年はダウンフォースが大幅に減少する」

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