モナコGP、予選での最大ラップタイムを設定

2010年05月15日(土)
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トラフィックが大問題になると指摘されていたモナコGPの予選で、最大ラップタイムが設定されるようだ。

今季から参戦台数が24台に増え、そのうちの6台は他のクルマよりもペースが非常に遅いため、全車が20分でタイムを出しにいく予選Q1はトラフィックで大混乱になるとドライバーが懸念していた。

しかしブラジルの『Globo(グローボ)』によると、新規チームの中でも特に苦戦しているヒスパニア・レーシングのタイムに基づき、ウォームアップラップとスローダウンラップでの最大ラップタイムを統括団体FIA(国際自動車連盟)が設定したようだ。

FIAが設定したタイムは1分22秒。これは、13日(木)のフリー走行でフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が記録したトップタイムよりも7秒遅いタイムだ。このタイムよりも遅く走ってしまうと、ペナルティーが科されることになるという。ちなみに、13日に最下位となったブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)のベストタイムは1分22秒148だった。

これに対し1982年のチャンピオンであるケケ・ロズベルグは、今週末の予選でのトラフィックに不満を言うドライバーの、忍耐力のなさを指摘した。

「うそだろ!」

「昔は26人のドライバーがいて、そのうちの6人ではなく、半分が遅かったんだぞ!」と語るロズベルグのコメントを『The Independent(インディペンデント)』が掲載している。

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