2010年モナコGP木曜プラクティス1回目の結果

2010年05月13日(木)
2010年モナコGP木曜プラクティス1回目の結果 thumbnail

2010年F1第6戦モナコGPが5月13日(木)、モンテカルロ市街地サーキット(1周/3.340km、5月16日決勝78周/260.520km)で開幕し、現地時間10時(日本時間17時)から90分間、プラクティス1回目が行われた。

今年はスペインGPとの2週連続開催になった伝統のモナコGP。今シーズンはレッドブルが圧倒的な速さを見せているが、空力的なアドバンテージが大きいと言われるレッドブルが、シーズンで最も低速なこのモナコでも速さを見せるのか注目されている。

セッション開始時の天候は晴れ、気温19℃、路面温度は28℃。セッション序盤にはジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップに立ったが、セッション中盤にはルイス・ハミルトン(マクラーレン)がバトンのタイムを更新してトップに。その後、一時はフェリペ・マッサ(フェラーリ)がトップに立ったものの、再びハミルトンがトップタイムを更新。

セッション中盤にはトップタイムの更新が続いたが、ただ1人だけ1分15秒台のタイムを記録したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップに立つ。その後アロンソのタイムを更新するドライバーは現れず、アロンソがこのセッションのトップになった。アロンソのタイムは1分15秒927だった。

2位から5位までの結果は次のとおり。

2位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分16秒000、3位ロバート・クビサ(ルノー)1分16秒016、4位マーク・ウェバー(レッドブル)1分16秒382、5位フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分16秒517。

小林可夢偉(ザウバー)は18位だった。

【セッションレポート】
セッションが始まると、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)を先頭に各車がコースイン。10分ほどで全車がインストレーションラップを終えると、各車ともしばらくはガレージにとどまった。

開始約15分からハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)が走行を始める。アルグエルスアリが数周を走行すると、他のドライバーも続々と走行を始め、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がアルグエルスアリのタイムを更新してトップに。

バトンはその後も自身のタイムを更新していき、1分17秒台のタイムを記録したところでピットへ戻った。バトンがピットへ戻ると、開始約35分でチームメートのルイス・ハミルトンがバトンのタイムを更新してトップに。

開始約40分でフェリペ・マッサ(フェラーリ)がトップタイムを更新したが、その直後にハミルトンが再びトップタイムを更新。両ドライバーとも1分16秒台のタイムを記録している。その後、マッサがハミルトンのトップタイムを塗りかえ、トップの座を奪った。

セッションの半分が経過した段階でのトップはマッサ、2番手ハミルトン、3番手ロバート・クビサ(ルノー)。

残り35分、ハミルトンがトップタイムを更新する一方で、カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)がターン3でクルマを止めた。チャンドックは左コーナーのターン3でバランスを崩し、リアが流れるような形になってスピン。リアウイングを軽くガードレールに接触させながらクルマを止めた。

残り約30分、クビサがトップタイムを更新したものの、その直後にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がクビサのタイムを更新。アロンソはその後さらにタイムを更新し、ただ1人だけ1分15秒台のタイムを記録している。

セッション終盤、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がタイムを更新したが、アロンソのタイムには届かず2番手に。セッション終了直前、小林可夢偉(ザウバー)がフロントウイングをなくした状態でガレージへ戻ってきた。可夢偉はスイミングプール手前のシケインで縁石に乗りすぎ、バランスを崩してガードレールに接触していた。

結局、セッションはアロンソがトップのまま終了している。

モナコGPプラクティス2回目は、このあと現地時間14時(日本時間21時)から行われる。

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧