マクラーレンのドライバーなどは、今週末のモナコではトラフィックが「大問題」になり、「悪夢」にもなると語っていたが、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の意見は違うようだ。
2009年シーズンよりも出場台数が4台増え、大きなペース差のあるクルマが6台いることから、ガードレールに囲まれたモナコのコースでは、昨年よりも危険度が増すと言われている。
デビッド・クルサードも『Telegraph(テレグラフ)』のコラムの中で、遅いクルマは「彼ら自身に対しても、そして他のクルマに対してもリスクになる」として、「深刻な問題」だと指摘していた。
だがアロンソは、「このコースでは20台で走っていたころもトラフィックが問題になっていた」と語り、こう続けた。
「僕たちはこれをさらなる挑戦だと考えるべきだよ」
「ドライバーは予選とレースで、オーバーテイクのときにより注意しながらも、タイムを失わないようにしないといけない。エンジニアも予選のときに、的確なタイミングで僕たちをコースへ送り出せるようにしないといけないよ」
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、予選Q1を2つに分割する案を支持していたが、これは先週末のバルセロナで拒否したチームがいたために実現しないこととなった。
ウィットマーシュは、全ドライバーにとって「非常に難しい」週末になると予想し、11日(火)にこう語っていた。
「昔から難しいことだったが、クルマの数が増え、パフォーマンス差も非常に大きくなったことから、論争が巻き起こると私は思っている」