フェラーリのフェルナンド・アロンソが、モナコGPを前にした心境を語った。
フェルナンド・アロンソ
「フェラーリで初めてスペインでのレースを走れて、とても興奮したよ。グランドスタンドに赤いジャケットやキャップがたくさん見える光景は素晴らしかったし、今回のカタルーニャ・サーキットでは、これまで以上にファンの情熱を感じることができた」
「だから、真ん中ではなかったけど、表彰台に乗ることができて、とてもうれしかった。彼らの情熱に対して報いることができたし、彼らに感謝することもできたからね」
「技術的な面を見てみると、F10は僕たちが予想していたようなパフォーマンスだった。僕たちが持ち込んでいた改良も、予想していたレベルのパフォーマンスだったけど、少なくともああいったタイプのサーキットでのパフォーマンスという意味では、他のチームの方が大きく進歩したのも事実だね」
「今シーズンは、サーキットの特長によって勢力図が変化すると思っているし、間違いなくバルセロナは僕たちに向いていなかった」
「モナコGPはカレンダーの中でも他にはないイベントだよ。僕たちドライバーは、みんなこのコースで勝ちたいと思っているし、チームやスポンサーも、世界で最も有名なこのレースでいい成績を残すことを望んでいる。とても特別な場所で行われることもその理由だね。いつも以上にメディアの注目が大きくなるから、いつもよりも要求されるものも多い週末になるんだ」
「いつもこのコースでは、技術面でサプライズになるようなことが起こる。過去にも、他では競争力の高くなかったクルマがいい走りをすることがあったから、予想することがより難しいんだ」
「ライバルが僕たちのことを重要視していなかったり、彼ら自身が有利だと言ったりしていることを考えれば、僕たちがサプライズの主役になるかもしれない」
「トラフィックの問題についてはいろいろなことが言われているね。このコースでは20台で走っていたころもトラフィックが問題になっていたけど、今は4台増えている。でも僕たちはこれをさらなる挑戦だと考えるべきだよ」
「ドライバーは予選とレースで、オーバーテイクのときにより注意しながらも、タイムを失わないようにしないといけない。エンジニアも予選のときに、的確なタイミングで僕たちをコースへ送り出せるようにしないといけないよ」