モナコGPの予選Q1を分割するという案が出ていたが、この案が実際に実行される可能性は低そうだ。
今年は参戦台数が24台にまで拡大。また、新規チームと既存チームのペースに大きな差があることも加わり、特に予選ではトラフィックが深刻な問題になっていた。
次戦モナコGPの舞台はガードレールに囲まれ、曲がりくねった市街地コースであるため、他のサーキットよりもトラフィックの影響が大きくなるとみられており、Q1のセッションを2つに分割する案がドライバー側から出された。
しかし、レースディレクターであるチャーリー・ホワイティングはバルセロナでのドライバーズ・ミーティングの際、各チームが満場一致で提案した場合にのみこの案が検討されるとドライバーへ通達した。
元ドライバーのデビッド・クルサードも、ドライバー側の提案について、「簡単に受け入れられない」として、『Telegraph(テレグラフ)』紙のコラムで次のように書いた。
「ドライバーが安全面のことを懸念するのは理解できる。でも観客にとっては、トラフィックも挑戦や興奮に欠かせない要素なんだよ」