レッドブルやフェラーリとは異なり、マクラーレンでは1-2体制になっているときでもチームメート同士のバトルを許しているようだ。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは上海で、レッドブルが1-2になっている場合に、ホイール・トゥー・ホイールのバトルを許可しているのはスタート直後の1コーナーまでであることを認めていた。
またフェラーリでも、ドライバーであるフェリペ・マッサは否定していたものの、同じようなチーム内ルールが存在しているとされている。
しかし中国GPの終盤、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップを走行し、2番手にチームメートのルイス・ハミルトンがつけていたものの、ハミルトンはなかなかペースを緩めず、バトンもハミルトンの状況を無線で確認するなど、2人とも優勝を目指して戦っているようだった。
これについて、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュはこうドイツのメディアへ認める。
「われわれにとっては、非常に長いレースになった。最終的に、彼らには自由に戦うことを許したので、精神的にはキツイものだった」
「彼らが最後までポジションを守った方が私は安心できたかって? もちろんだよ。そうすれば、私の白髪も増えなかっただろうね」
「だが、1周目から最終ラップまでエキサイティングなレースだった。ショーとしてはいいものになったよ。こういったレースであるべきだ」