ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)はスペインGPで、クルマが改良されるだけではなく、新品のシャシーを手にするようだ。
シューマッハが週末を通じてチームメートに大差をつけられた中国GP終了後、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、シューマッハが使用していたシャシーに問題があったことを示唆していた。
「バルセロナでは、彼のシャシーを交換する必要があると思う」と語るハウグのコメントを、ドイツの放送局『Sky』が報じた。
シューマッハのチームメートであるニコ・ロズベルグは、予選でシューマッハにコンマ7秒の差をつけ、決勝ではシューマッハよりも約1分早くレースをフィニッシュし、3位表彰台を獲得した。
中国GPの決勝では、シューマッハの苦戦する様子が国際映像でもひんぱんに映し出され、ニキ・ラウダはシューマッハのドライビングを「二流だ」と批判していた。
しかしハウグは、「心配することはない。ミハエルは運転の仕方を忘れていないよ」とシューマッハを擁護する。
その一方でロズベルグは、上海でのリザルトによってメルセデスGPのナンバー1ドライバーが決定したとの見方を次のように否定した。
「絶対にそんなことはない。僕たちは対等だよ。もちろん、今の流れについてはとても満足しているけど、僕たちは2人とも平等にチャンスを与えられている」