ハミルトン、ドライビングに対する批判に反論

2010年04月17日(土)
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ルイス・ハミルトンと所属チームであるマクラーレンが、ハミルトンのドライビングに対する非難に反論した。

ハミルトンはシンガポールGPで、ビタリー・ペトロフ(ルノー)が背後にいるにもかかわらず、ホームストレートでウィービング(クルマを大きく左右に振ること)を繰り返し、スチュワードから警告を受けていた。

しかし、他のドライバーはハミルトンのこのドライビングを批判。レースディレクターであるチャーリー・ホワイティングに対し、今後はこのようなドライビングに対してドライブスルーのペナルティーを科すよう求めたとみられている。

だがハミルトン本人は、自身のドライビングが非難されるようなものではないとして、次のようにイギリスのメディアへ語った。

「僕の考えでは、ポジションを守りながらコーナーへ入っていて、複数回ラインを変えたら、それは違反になると思う。でも、スリップストリームに入られるのを防ぐのは違反じゃないと思っている」

またハミルトンは、ライバルたちがペトロフとの一件にこだわりすぎていると言いたげだった。

「彼らはマーク・ウェバー(レッドブル)のメルボルンでの走りについても話したらどうかな。僕はあれについて何も言わなかった」こうハミルトンが語るように、メルボルンでウェッバーはハミルトンに追突していた。

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュもハミルトンを擁護しており、ハミルトンは「情熱的に」レースを戦っているものの、「完全に安全だ」と語っている。

その一方で、ドライバーによって組織されるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の新会長になったニック・ハイドフェルド(メルセデスGP/リザーブドライバー)は、ストレートでのウィービングは許されるべきではないと語る。

「今回のことが危険だったか分からないけど、危険になり得る状況もあるよ」とハイドフェルドはコメントした。

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