以前はF1の新ルールが退屈だとして非難していたデビッド・クルサードだが、今ではF1のショー的要素に対する疑念は「少し弱まってきている」と語った。
開幕戦バーレーンGP後、クルサードは『Telegraph(テレグラフ)』紙のコラムの中で、パレード走行のようなレースになったのは前FIA会長マックス・モズレーのせいだと語っていた。
クルサードは給油の禁止の他、エンジンの回転数を毎分1万8,000回転に制限していることや、ギアボックスやエンジンの耐久性をのばしたこと、そしてタイヤサプライヤーを1社にしたことなども非難していた。
その後のオーストラリアGPとマレーシアGPは天候によって白熱したレースになったが、クルサードは意見を変えたようだ。
F1最高権威バーニー・エクレストンが、今でもルール変更を求めているとの報道にふれながら、クルサードはこう語った。
「F1は常に見直しを検討しているみたいだけど、もう少し待ってみようじゃないか」
バーレーンGP後にクルサードは、2回のピットストップを義務化することや、タイヤの摩耗を早くするという意見を支持していたが、今では次のように書いている。
「サッカーの試合すべてが最高なわけじゃないし、誰も素晴らしいゲームを根こそぎなくそうなどとは言っていない」
「しゃく熱のセパンで4日(日)、上位勢がうまく状況に対応していることが十分に確認できた」
「すべてがバラ色に見える」