フェラーリのフェルナンド・アロンソが、マレーシアGPを前にした心境を語った。
フェルナンド・アロンソ
「(オーストラリアは)みんなにとって最高なショーだった。見ていて楽しいレースだったし、コックピットの中でも楽しめたよ。隊列の後ろに下がったけど、クルマはとても速くてどんどんオーバーテイクできた。4位はチームにとって素晴らしい成績だし、僕もとても満足している」
「1コーナーでのスピンで優勝のチャンスを失っていたのかも知れないけど、こういったことも起こるものだよ。僕たちのタイトル争いにとってはいいことだった」
「マクラーレン、レッドブル、メルセデスGPが主なライバルだし、シーズンの終盤になって初めて、8人のドライバーのうち誰がドライバーズ選手権を争うのかが分かる」
「2レースを終えただけじゃ、まだみんながタイトル候補だよ。今はレッドブルが最速で注目すべき相手かもしれない。彼らはうまく週末をまとめられていないけどね」
「もし彼らがうまく週末をまとめられると、1-2フィニッシュをできる可能性もある。だから、リラックスなんかしていられないし、クルマを進化させ続けないといけない。特に、マクラーレンとメルセデスGPがすぐに調子を上げてくると思うよ」
「バーレーンの後にも言ったように、オーバーテイクという意味ではF1は最高なスポーツではないかもしれない。でも、他のことも競っているんだ」
「技術とか正確なドライビングとか、コースやガレージそしてファクトリーですべてをコントロールすることなどをね。クルマを造るときには、ミリメートル単位、もしくはそれ以下の誤差も許されない」
「F1は、あらゆるモータースポーツの中で最高のパフォーマンスを持ったクルマ、そして最高のドライバーたちが素晴らしいショーを展開するのを見るものなんだ。もちろん、雨になればエンターテインメント性の高いレースになることもある」
「同じような議論が毎年されてきたけど、素晴らしいシーズンもたくさんあった。例えば去年がそうだよ。オーバーテイクは多くないけど、今の状況が給油を禁止した新ルールと関係あるとは思わない」