2010年マレーシアGP金曜プラクティス1回目の結果

2010年04月02日(金)
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2010年F1第3戦マレーシアGPが4月2日(金)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周/5.543km、4月4日決勝56周/310.408km)で開幕し、現地時間10時(日本時間11時)から90分間、プラクティス1回目が行われた。

前戦オーストラリアGPから休む間もなく、F1が第3戦マレーシアGPを迎えた。これまでの2戦では、ポールポジションを獲得したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が決勝ではトラブルに見舞われている。速さは見せつけているだけに、今週末こそ優勝できるのか注目が集まる。

オーストラリアGPでは、フォース・インディアのリザーブドライバーであるポール・ディ・レスタがフリー走行に出場したが、ディ・レスタは今回も出場。今回はビタントニオ・リウッツィがフォース・インディアのシートを譲ることになる。

また今回は、ロータスのリザーブであるファイルーズ・ファウジーもフリー走行に出場する。ロータスでは、ヘイキ・コバライネンがシートを譲ることになっている。

セッション開始時の天候は晴れ、気温27℃、路面温度は30℃。早い段階から、新規チームやリザーブドライバーが積極的に走行を重ねていた。セッション前半は順位の入れ替わりが激しかったが、セッション中盤にマクラーレンの2台による1-2体制となる。

そのままルイス・ハミルトン(マクラーレン)のトップタイムは更新されなかったが、セッション終了直前にニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が2番手に浮上。そのままセッション終了となった。ハミルトンのタイムは1分34秒921、ロズベルグのタイムは1分35秒106だった。

3位から5位までの結果は次のとおり。

3位ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分35秒207、4位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)1分35秒225、5位ロバート・クビサ(ルノー)1分35秒402。

小林可夢偉(ザウバー)は12位になっている。

【セッションレポート】
セッションが始まると、ファウジーを先頭に各車がインストレーションラップを開始。セッション開始から10分ほどで全ドライバーがインストレーションラップを終えている。

セッション序盤から、ヒスパニア・レーシングの2台とファウジーが積極的に周回を重ねた。トゥルーリ(ロータス)やディ・レスタなども早い段階から走行を開始している。

セッション開始約30分のところでハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)がスローダウン。アルグエルスアリはエンジンのトラブルだと無線で伝えている。その後ファウジーがコースオフしたことでイエローフラッグが出されたが、ファウジーはクラッシュすることなくコースへ復帰した。

セッションの前半は目まぐるしく順位が入れ替わっていたが、セッション開始から45分のあたりでマクラーレンの2台が1-2体制を築いた。残り40分になった段階では、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)のみがタイムを計測しておらず、シューマッハはインストレーションラップを走ったのみになっている。

残り約30分、ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)が大きくコースオフ。これでイエローフラッグが出されたが、デ・ラ・ロサはクラッシュすることなくコースへ戻った。また、シューマッハがようやく走行を開始している。

残り約25分、今度はフェリペ・マッサ(フェラーリ)がデ・ラ・ロサと同じ場所で大きくコースオフ。マッサもクラッシュすることなく走行を再開している。ちょっとしたコースオフも含め、高速コーナーでのコースオフが相次いでいる。

また、ベッテルがチームにトラブルを報告していた。コーナーからの立ち上がりでうまく加速できなかったようで、ベッテルはブレーキのトラブルではないかと話している。

残り約10分、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップでマクラーレンの1-2は変わらず。走行開始が遅れたシューマッハだが、好調なタイムを記録しており、3番手につけている。

セッション終盤、ほとんどのドライバーがコースへ出ており、コース上が非常に混雑してきた。ベッテルやシューマッハがセクター1と2でタイムを更新したが、セクター3ではタイムを更新できず。

セッション終了直前にニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がタイムを更新して2番手に浮上。しかしハミルトンのタイムを上回るドライバーは現れず、ハミルトンがトップのままセッションが終了した。

マレーシアGPプラクティス2回目は、このあと現地時間14時(日本時間15時)から行われる。

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