ブレンボ、ベッテル車のブレーキ故障を否定

2010年03月31日(水)
ブレンボ、ベッテル車のブレーキ故障を否定 thumbnail

レッドブルにブレーキを供給するブレンボが、同社の製品がメルボルンでセバスチャン・ベッテル(レッドブル)をリタイアに追い込む原因になったことを否定する声明を発表した。

オーストラリアGPをポールポジションからスタートしたベッテルだったが、スピンしてグラベルにクルマを止め、その直後に無線で「ブレーキの故障」とチームへ伝えていた。

レース後のリリースの中でベッテルは、左フロントホイールの「何かが壊れた」と語っており、チーム代表クリスチャン・ホーナーは、「ホイールに関する」問題だったとコメントした。

その後、ガレージ内で行われた調査により、ホイールナットの振動により、ホイールの取り付け部品が損傷していたと報じられていた。

しかしレッドブルは、この報道を認めるような声明を発表していない。

ベッテルが当初語っていたとおり、ブレーキの問題だと今でも報じているメディアもあるが、ブレンボは30日(火)に次のような声明を発表した。

「レッドブル・レーシングは、左フロントの車軸とホイールの間でトルク伝動が失われたためにセバスチャン・ベッテルがオーストラリアGPをリタイアしたと認めた」

ブレンボはさらに、ベッテルのホイールナットが「ピットストップの際、適切に締められていた」とも発表している。

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