ニック・ハイドフェルド(メルセデスGPリザーブ/ドライバー)が、リザーブとしてグランプリを観戦するだけの生活になじめずにいることを明かした。
2010年のレースシートを獲得できなかったハイドフェルドは、メルセデスGPのリザーブドライバーになっている。
メルセデスGPのレースドライバーであるミハエル・シューマッハかニコ・ロズベルグがレースに出場できなくなった場合に備え、ハイドフェルドも全19戦に帯同するが、その心境を次のように『FAZ』紙へ語った。
「おかしな感じだよ、特に予選の直前になるとね。慣れることに苦しんでいるよ」
「以前なら、(予選は)アドレナリンが大量に出る瞬間で、走り始めるとおさまった。それが懐かしいよ」
ハイドフェルドは、トップチームでレースする望みにかけ、小規模なチームからのオファーは断っていたが、自信の決断を後悔していないと語る。
「また(レースドライバーとして)クルマに乗れると信じている。もちろん心配はしているし、今そういう状況になっていた方が良かったけどね」とハイドフェルドは加えた。