次戦のマレーシアで各F1チームの首脳陣が、比較的に小規模なものから抜本的なものまで、ルール変更の可能性について話し合うという。
2010年シーズン開幕戦バーレーンGPのレース展開が退屈なものになったことから、ルール変更を求める声が大きくなっているが、マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)は、オーストラリアGPのレース展開によって会議の雰囲気が決まるだろうと認めている。
「もし魅力のないレースになった場合、変更を求める声が大きくなる可能性が高い。個人的には、魅力のあるレースと変更の両方を求めている」とウィットマーシュは『Telegraph(テレグラフ)』へ語った。
シーズン中のルール変更には全チームの同意が必要になるが、この変更によって競争力に影響が出る可能性があるチームがいることを考えると、全チームが同意する可能性は低いと思われる。
ウィットマーシュによると、意見が出ている変更案には、リバースグリッドなど予選フォーマットの変更や、選手権上位のドライバーにバラストを積ませることなども含まれているようだ。
他にも、予選の最終セッション前に接戦の戦いを演じることになる「ノックアウトくじ」というアイデアも出ているという。
「ミスをしない最速のドライバーがポールになることは変わらないが、タイヤをどう使うのかという見どころはある」
「いくつかのレースでは楽なグループに入り、グリッドポジションに喜ぶことになるだろう」とウィットマーシュは話している。