2010年オーストラリアGP予選の詳細レポート

2010年03月27日(土)
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2010年F1第2戦オーストラリアGPが3月27日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km、3月28日決勝58周/307.574km)で2日目を迎え、現地時間17時(日本時間15時)からQ1、Q2、Q3の3つのセッションでなる公式予選が行われた。

現地時間14時から行われたフリー走行3回目では、今回が母国グランプリになるマーク・ウェバー(レッドブル)がトップになった。2番手にはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、3番手にはミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が入っている。

セッション開始時の天候は曇り、気温21℃、路面温度は24℃。24台での走行になったQ1では、コース上が非常に混雑する場面が多かった。Q2になってもコース上が混雑している場面が見られ、それが影響したのか、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がQ2で脱落してしまった。

Q3では、まずウェバーがトップに立ち、その直後にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップタイムを更新。その後、誰もベッテルのタイムを更新できず、ベッテルがポールポジションを獲得。ウェバーも2番手に入り、レッドブルがフロントローを独占した。

3位から10位までの結果は次のとおり。

3位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、4位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、5位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、6位ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、7位ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、8位ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、9位ロバート・クビサ(ルノー)、10位エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)。

【セッションレポート】
予選Q1は20分間で戦われ、18位から24位のドライバーがここで予選を終える。セッション開始と同時にフォース・インディアの2台がコースイン。これに続き各車が続々とコースへ入り、開始から約5分で全車が走行を開始した。24台が走っているため、コースが非常に混雑している。

各車が1回目の走行を終えた段階では、新規チームの6台とセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)が脱落するポジションにいる。その後ブエミはタイムを更新し、Q1では新規チームの6台とビタリー・ペトロフ(ルノー)が脱落した。

Q1で予選を終えた18位から24位は以下の通り。

ビタリー・ペトロフ(ルノー)、ヘイキ・コバライネン(ロータス)、ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)、ティモ・グロック(ヴァージン)、ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)、ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)、カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)。

予選Q1のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11位から17位までのドライバーがここで脱落となる。セッション前半には、多くのドライバーがソフト側のタイヤでコースへ出る中、ハード側のタイヤで走行しているウェバーがトップになった。また、ハミルトンは最終セクターで大きくタイムを失っており、1回目の走行を終えた段階で17番手になっている。

ハミルトンはセッション終盤にタイムを更新したものの、思うようなタイムを記録できず。ここで脱落してしまった。小林可夢偉(ザウバー)もチームメートのペドロ・デ・ラ・ロサとともにここで脱落している。

Q2で予選を終えた11位から17位は以下の通り。

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)、小林可夢偉(ザウバー)、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)。

予選Q2のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)だった。

予選Q3は10分間で戦われ、ここでポールポジションが決定する。母国グランプリのウェバーがトップタイムを記録すると、その直後にチームメートのベッテルがトップタイムを更新。レッドブルの1-2体制を築き上げた。

その後、タイムを更新するドライバーもいたが、誰もベッテルのタイムを更新できず、ベッテルがポール、ウェバーが2番手につけ、レッドブルがフロントローを独占した。

オーストラリアGP決勝は明日28日(日)、現地時間17時(日本時間15時)から行われる。

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