レッドブルの速さを認めるライバル勢

2010年03月16日(火)
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セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、スパークプラグの問題により開幕戦バーレーンGPの優勝を逃したが、ライバルはレッドブルの速さを認めている。

ベッテルはバーレーンGPをポールポジションからスタートし、レース終盤までトップの座を守った。しかしレース終盤、スパークプラグに問題が発生したためにペースが落ち、最終的には4位でレースを終えている。

だが、レースに向けた燃料を搭載する必要がなくなった予選で最速だったのはベッテルであり、フェラーリもソフト側タイヤを装着している時のベッテルのペースが速かったと認めていた。

ベッテルのトラブルによって3位表彰台を獲得できたルイス・ハミルトン(マクラーレン)も、『The Sun(サン)』紙へこう語った。

「もしベッテルが信頼性の高いエンジンを持っていたとしたら、彼のクルマはダウンフォースも大きかったし、逃げ切っていただろうね」

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコも、デザイナーであるエイドリアン・ニューイが設計したRB6の速さとベッテルの才能が証明されたと語る。

「バーレーンで大きくパワーを失った後、ベッテルはコーナーでの信じられないほどの速さを見せつけていた」

ベッテルはチェッカーフラッグを受けると、ピットレーンへ戻ることなくコース脇にクルマを止めていたが、『Diario AS(ディアリオAS)』紙は燃料切れになっていたと報じている。

フェラーリへ移籍後の初レースになったバーレーンGPを優勝したフェルナンド・アロンソも、『Blick(ブリック)』へ次のように認めた。

「まだレッドブルが僕たちの少し前にいる」

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