クルサード、レース展開の退屈さでモズレーを非難

2010年03月16日(火)
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デビッド・クルサードは、2010年シーズン開幕戦バーレーンGPがパレード走行のようなレースになったことについて、統括団体FIA(国際自動車連盟)の前会長マックス・モズレーを名指しで非難した。

レース展開が退屈だった原因は給油が禁止されたためだとする意見が多いが、クルサードはこの現状について、FIA会長を16年間続けたモズレーの「遺産」だと語った。

「去年の秋に会長職から退いたマックス・モズレーが象牙の塔から日曜(14日)のバーレーンGPを見て、楽しんでくれたことを願っているよ」クルサードは『Telegraph(テレグラフ)』紙のコラムでこう書いた。

クルサードはさらに、「(エンジンの回転数が)18,000回転に制限されていること」や、「標準化されているギアボックスやエンジン」、そして「タイヤサプライヤーが1社であること」なども原因だと語った。

さらにクルサードは、F1の新規チームを痛烈に批判したフェラーリを支持したことで、「ちょっとしたトラブルになった」と明かしつつも、新規チームに対する意見は変えていない。

ヴァージンについては、ホイールを「フリー走行中に脱落させるべきではない」と語り、ヒスパニア・レーシングについては、「予選セッション中に初走行なんてするもんじゃない」とコメントしつつ、クルサードはこう加えた。

「それに、ロータスの2台が完走したことがどれだけ素晴らしいのかっていうメッセージが来る前に言いたい。確かに素晴らしいけど、F1がレースを完走すると期待しちゃいけないのか?」

「もちろん、それは最低限のことじゃないのか?」

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