2010年からのF1参戦を目指しているステファンGPのチーム代表ゾラン・ステファノビッチが、USF1と合併するとの交渉が決裂したことを明かした。
USF1はすでに崩壊状態にあると言われており、資金面の問題も抱え、クルマの準備もまったく整っていないようで、開幕からの4戦を欠場する許可を求めたとされている。
そのため、USF1の支援者であるYouTube創設者チャド・ハーレイがステファンGPとUSF1を合併させ、開幕戦のバーレンGPでグリッドに並ぶことを目指していると報じられていた。
しかし、USF1のケン・アンダーソン(チーム代表)やピーター・ウィンザー(スポーティングディレクター)がアメリカ製のクルマでのF1参戦という夢をあきらめておらず、合併に反対しているとの報道もあった。
だが『Autosport(オートスポーツ)』によるとステファノビッチは、ハーレイから前向きなアプローチがあり、USF1との合併を話し合ったものの、交渉が決裂したと明かしたようだ。
次のようなステファノビッチのコメントを『Autosport(オートスポーツ)』が掲載している。
「確かに、何日にもわたって交渉を行っていた。だが、ある関係者たちが頑固だったために、ヨーロッパ時間の木曜(25日)に完全に交渉が決裂した」
「その関係者が、チャド・ハーレイではないことを強調しておく。彼は広い心でわれわれとの交渉に応じてくれた。しかし、他の株主が交渉を妨げた」