サヒール・サーキットで26日(金)、GP2アジアシリーズ第5戦が行われ、iスポーツのダビデ・バルセッキが今季3勝目を記録してGP2アジアのタイトル獲得を確定させた。
このレースでは、ARTのジュール・ビアンキがポールを獲得していたが、ビアンキはスタートに失敗。2列目からスタートしたルカ・フィリッピ(メリタス)が先行し、ハビエル・ビージャ(アーデン)がそのすぐ後ろにつける展開となった。
ペースは速かったものの、なかなかフィリッピを抜けなかったビージャは早めにピットインすることを選択し、トップに立った。しかし、レースが進むにつれてバルセッキがペースを上げ、フィリッピとビージャを抜いて28周目にトップに浮上した。
バルセッキはそのままトップを維持して優勝。タイトル争いで直近のライバルであったチームメートのオリバー・ターベイがピットストップで遅れ、ポイント圏外でのフィニッシュになったため、3戦を残してバルセッキのタイトルが確定した。
GP2アジアは2008年に始まり、ロメ・グロジャンが初代のチャンピオンになっている。昨年は小林可夢偉(ザウバー)がタイトルを獲得していた。