ヒスパニア・レーシング(HRT)が8日(月)、アブダビGP後のF1合同テストでパストール・マルドナードを起用すると発表した。
HRTは2011年、ウィリアムズからギアボックスの供給を受けることが決まっているが、マルドナードはウィリアムズと2011年のレースドライバー契約を結ぶ直前だと言われている。
母国ベネズエラの国営石油企業PDVSAから大きな支援を得ているマルドナード。すでに、ウィリアムズからもアブダビでのテストに参加することが発表されている。
当初、ウィリアムズのテストドライバーであるバルテリ・ボッタス、そして、おそらくは現レースドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグもHRTからアブダビでのテストに参加する可能性があるとみられていた。
しかし、マルドナードは4日間あるテスト日程のうち、3日間をHRTで走る予定であり、残る1日は若手ドライバーに割り当てられている日程のため、ヒュルケンベルグがHRTからアブダビでのテストに参加することは不可能になった。
2010年のF1にフル参戦したヒュルケンベルグには、若手テストに参加する資格がない。